前田恵理子: 第一線の放射線科医で患者である私の当事者研究

東大病院の放射線科医として循環器画像診断や医療被ばくを専門としています。患者と中高時代以来の超重症喘息と闘いながら受験やキャリア形成、結婚・妊娠・出産を乗り越えてきました。2015年以降肺癌(腺癌→小細胞癌への形質転換)を6回の再発、4回の手術(胸腔鏡3回、開頭1回)、3回の化学療法、2回の放射線治療、肺のラジオ波焼灼、分子標的薬治療により克服しました。脳転移と放射線壊死による半盲、失読、失語も日々の工夫で乗り越えています。医師・当事者としての正確な発信が医学の進歩に帰することを願っています。

書籍化のお知らせ&近況報告

 私はFacebookで発信することが多いのですが、このブログだけを見てくださっている方は、あまり更新しないと生存確認ができなくて不安、と言われるので、近況報告をします。

 

1、ブログの書籍化

 ご存知の方も多いと思いますが、このブログが書籍化されています。現在、第3章までが「Passion 受難を情熱に変えて Part 1」という書籍として発売されています。
amzn.to/31gFaRG

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Passion 受難を情熱に変えて part 1(医学と看護社)

 ありがたいことに、自分でもびっくりするほどご好評いただいております。
 第4章から第9章までも、近々part 2として出版される予定です。出版社のご理解もあり、このブログにて書籍の元原稿を公開してきましたが、part 2が出版されたのちに、第1章ー第9章を公開し続けるかは、現在のところ未定です。もし非公開となっても、喘息や在宅酸素や肺癌について検索してこちらに到達されている患者さんもいらっしゃるので、何らかの情報は掲載し続ける予定です。
 書籍版については、想定される読者に若い方や闘病中の方もいらっしゃるので、少しでも多くの皆様に気軽に手に取っていただけるように、この書籍は私が印税をもらわない代わりに書籍の価格を下げてもらっています。つまり、書籍がいくら売れても、私の懐には1円も入らないんですねー(笑)。私にとっては印税より、皆さんに手に取っていただけることが、何倍も嬉しいです。
 ということで、eriko's passion書籍版も是非、よろしくお願いいたします!

 

2、私自身のこと

 第9章を書き上げ、これでおしまい!と晴れ晴れした翌日、CTで4回目の再発が判明しました orz

 今度は縦隔リンパ節1か所です。放射線治療を受けています。自分の同僚たちにお世話になることになろうとは!part 2の書籍には、書下ろし「放射線診断医が放射線治療を受けた体験記」が掲載される予定です。

 治療は定位放射線照射で、5Gy×10回ですから、9月前半にあっという間に終わるでしょう。ただ、食道の隣にある腫瘍なので、放射性食道炎は必発。しかも、食道炎が一番ひどい時に韓国出張があるという、安定の無茶っぷりです。

 

 まだまだ暑い日が続きますが、皆さまどうぞご自愛くださいね。

 また、投稿します。