前田恵理子: 第一線の放射線科医で患者である私の当事者研究

東大病院の放射線科医として循環器画像診断や医療被ばくを専門としています。患者と中高時代以来の超重症喘息と闘いながら受験やキャリア形成、結婚・妊娠・出産を乗り越えてきました。2015年以降肺癌(腺癌→小細胞癌への形質転換)を6回の再発、4回の手術(胸腔鏡3回、開頭1回)、3回の化学療法、2回の放射線治療、肺のラジオ波焼灼、分子標的薬治療により克服しました。脳転移と放射線壊死による半盲、失読、失語も日々の工夫で乗り越えています。医師・当事者としての正確な発信が医学の進歩に帰することを願っています。

ラジエーションハウスScan87に登場しています

放射線科お仕事マンガとして、フジテレビのテレビドラマ「ラジエーションハウス:放射線科の診断レポート」の原作が、グランドジャンプに掲載されています。
3月3日から、Scan 87(第87話)「希望の折り鶴」の連載が始まりました。小児CT被ばくがメインテーマになりになります。
著作権の関係で中身はお見せできないのですが、コンビニで380円で売ってますので、よかったら読んでみてください!

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2021年3月3日グランドジャンプの表紙:ラジエーションハウスScan87連載開始号

小児心臓CTや被曝低減の専門家として登場する、「本郷医大の前畑先生」って、誰でしょうね(笑)。
1つ前のWHOに引き続き、この地味な領域が急激に大きな注目を浴びていることにどきどきします。

同じストーリーの中で、小児心臓CTアライアンスの副代表である、川崎医療福祉大学の竹井泰孝さんらの率いる、被曝計測の話が出てきます。

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日本小児心臓CTアライアンス構成メンバー